初めて行く歌舞伎座で、4月大歌舞伎の千穐楽を観劇

今夜は4月大歌舞伎の千穐楽を鑑賞。
1階の1等席という私にはもったいないようなお席だったが(笑、知り合いの方にお誘いいただいたので、喜んでくっついて行った♡

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実は初めての歌舞伎座へ

新しくなった歌舞伎座にはなかなか行く機会が見つけられず、実は今日が初めてだった。・・ということもあり、会社をちょっと早めに退出してw、お着物に着替えてのお出かけ。

午後4時30分開演の夜の部は、

1.近松門左衛門作の傾城反魂香(けいせいはんごんこう)、に始まり、

2.桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)、

3.三代猿之助四十八撰の内 奴道成寺(やっこどうじょうじ)、と続く。

奴道成寺の艶やかな舞いにはうっとり・・

鬼平とはまったく違うとぼけた顔の吉右衛門や、意地悪役の染五郎も楽しかったが、中でも、最後の奴道成寺は素晴らしかった。
これは娘道成寺を男性主演に仕立てた踊りが中心の演目であるが、猿之助の舞いは、役者の技量が余すところなく発揮され、その艶やかさにうっとりw・・。

イヤホンガイドの感想

今回は初めてイヤホンガイドというものも試してみた。

これは、ロビーにいくつか設けられている専用カウンターで貸し出している。小さなレシーバーにはボリュームボタンだけが付いていて、イヤホンを挿せばすぐに音声が聞こえてくるので特別な操作は不要。
借りるときに1700円を支払うのだが、これには機材の保証料が含まれているので、返却する際に1000円を返してくれる。

演目ごとに解説者が変わり、それぞれに異なるトーンであらすじや関連知識などを説明してくれるのも味わい深い。・・のだが、解説を聞きながら演劇をしっかり見るのは意外とむずかしい(笑。

舞台に集中できないのは、少々もったいないような気もするのが悩ましいところだw。

国立劇場より観劇料は高いが

歌舞伎座は、国立劇場などに比べると観劇料はけっこうなお値段である。1等席は1階と2階にもあるのだが、同じ料金でも3階席なら3~4回鑑賞できる計算になる。
当日並んで先着順で入場できる「幕見」という鑑賞方法もある。今夜もけっこう並んでいたので絶対入れるという保証はないが、その分料金設定は手頃になっている。

ちなみに、「千穐楽」とは上演舞台の最終日を指す言葉。
変わった字なので調べたら、普通に「千秋楽」と書くと、劇場では御法度の「火」が「秋」の文字に含まれているため、縁起の良い「亀」の字を当てたものらしい。余談だが・・。