【マルチサイト】サブディレクトリ型にした理由としばらく運営して感じたこと

当サイトは、WordPressのマルチサイトで運営している。
具体的には、メインサイト(親サイト)に対して、3つの子サイトをサブディレクトリ形式で追加してテーマごとに切り分けた構成である。
サイト立ち上げ当初は、運営面の手間を省きたかったこともあり、内容ごとにカテゴライズすれば足りると考えていた。しかし実際に記事を何本か書いてみたところ、どうもしっくりこない。
個人的にはこの構成選択でよかったと思っているが、現在に至るまでにいくつかクリアすべき問題もあった。
マルチサイト運営に関して、私なりに感じたメリットとデメリット、問題点や対応について概要をまとめてみた。

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マルチサイト化した理由

サイトの主内容には和服関連を想定しているのだが、そこにWordPress設置の技術的な記事やレストラン紹介、旅行紀などが混在して、トップページに表示される記事一覧が非常に乱雑になってしまった。
メニューバーでカテゴリー別に表示すればいいようなものだが、それにしても内容があまりに不統一ですっきりしない。

・・ということで、サイトの記事を整理するため、トップページだけでもテーマ別に切り分ける方法がないか考えてみた。
トップを固定ページにしてサイトマップやカテゴリーリンクを置くことも検討したが、それでは、この頃から始めだしたアフィリエイトの広告内容も方向性が定まらない。

テーマごとに別枠にするためには、やはりサイトを分けるしかないとの結論に達したが、そもそも単純なテーマ分けが目的だったので、別ドメインを取得してシングルサイトを複数立ち上げることまでは考えなかった。これが、私がマルチサイト形式を選んだ理由である。
また、SEOへの影響などに触れた記事もあり、どちらかといえばサブドメイン形式よりサブディレクトリ形式の方がこの点は有利なように読めたが、それ以前に、各サイトをあまり強く分断させたいわけでもなく、あくまでテーマごとに見た目を変え整理できればよかったので、私の目的に適していると思われたサブディレクトリ型を選択した。

マルチサイトのメリット

マルチサイトのメリットとしては、よくいわれることだが、ドメインが1つで済むので運営費用が節約できることである。
そのほかに私が感じた点としては、アフィリエイトで別サイトを追加する際、サブディレクトリを単一サイトとみなすAPSでは登録審査が不要で楽なことだろうか。

マルチサイトのデメリットなど

反面、マルチサイト化した場合のデメリット・問題点はけっこう多い。

サブディレクトリ設定時の問題

まずマルチサイトを設定する時点で、一定期間経過後のサイトではサブドメイン形式しか選べないので、サブディレクトリ形式にするにはひと手間かかる。これは私も失敗した点なのだが、この点を正しく解説した記事が少ないので、注意が必要である。

プラグインの問題

また、マルチサイトをサポートしていないプラグインが使えなくなる(あるいは有料になる)ことも、けっこう痛い。
使える場合でも、ネットワーク全体で有効にしては不具合を生じるプラグインもあるので、1つずつ確認していくのも大変であった。

ローカル環境設定時の問題

当初私は、Instant WordPressを使ってローカル環境(開発環境)を設定し、まずこちらでデザインやカスタマイズを確認しながら、リモートサイト(本番環境)に同じ設定をすることでサイトを構築していた。

しかし、ローカル環境をマルチサイト化しようとした際、ポート番号の制約によってネットワーク設定ができなかった。解決する方法はわかったが面倒だったので、この時からローカル環境の設置はやめてしまった。
WordPressに馴れてきたこともあり、以降問題が出た場合にはバックアップ・復元で対応している。

サイト間の投稿カテゴリーの問題

さらに、シングルサイトであれば複数のカテゴリーに入れられる記事も、属させたいカテゴリーがサイトをまたいでいる場合は単純にできないことも悩ましい。

以上、ここではマルチサイト化して私が感じたことの概要を書き連ねてみたが、マルチサイト化の手順と種々の対応については、いずれ追々記事にしたいと思っている。