MixhostにWordPressサイトを開設・移転した後はまず、サイトのSSL化作業に着手。
サーバーでのSSL設定はほとんど自動的に行われるが、そのままでは、「保護された通信」にならない。
その後の修正等を含め、緑色のセキュリティマークが表示されるまでに私が施した手順を時系列にまとめてみた。
移転したWordPressサイトのSSL化手順
【目次】
1. WordPressでのサイトURLの変更
2. 記事の内部リンクの修正（本稿）
3. 301リダイレクトの設定
WordPressの内部リンクの修正手順
WordPressを新設してまだコンテンツがない場合は、以下の修正はもちろん不要である。
しかし、http://で運営していたWordPressサイトを移行してSSL対応させる場合には、内部リンクの修正・置き換えという手順が必要になる。
記事内の内部リンクの置き換え
基本的には、記事内にhttp://から始まる画像指定等のURLがあるので、これらをすべてhttps://に置き換えていく。
私の場合は開設から間もなく記事数も少なかったので、すべて手作業で修正した。
具体的な手順は以下のとおり。
１．WordPress管理画面にある投稿の一覧画面から編集画面を開く
２．Ctrl+Fで検索画面を表示
３．検索欄にhttpを入力
これで記事内の検索対象の数と部分が表示される。
４．http://部分を1つずつ確認しながらhttps://に置換
その他の内部リンクの置き換え
投稿記事のほかに、メニューバー（グローバル・ナビ）でカスタムリンクを張っている場合はこれも修正し、プロフィール画像等のリンクも置き換える。
うっかりすると見落としそうになるが、メニュー部分とサイドバーやウィジェット部分も置き換えが必要になるので、忘れすに確認しておきたい。
参考：プラグインやコードでの一括変換
なお、記事数が少ない場合はこうした手作業でも対応できるが、多い場合は大変な作業量になるので、プラグインで対応した方が効率的である。
一括検索・変換のためのプラグインとして「Search Regex」を紹介する記事が多いが、mixhstでは、「Really Simple SSL」というプラグインを推奨している。
このプラグインは、すべてのhttp://がhttps://に置換するとともに、http://から始まるURLのリダイレクト設定までを全自動で処理してくれるもので、詳しいマニュアルは以下に掲載されている。
「Really Simple SSLのインストール手順」
（mixhostヘルプセンターより）
また、PHPコードのコピペで一括置換する方法を解説したサイトもあったので、参考までにご紹介。
「WordPressサイトの内部リンクSSL対応（HTTPS化）をコードコピペでちょっと楽にする方法」
（寝ログさんより）
基本的なSSL化の手順はこれで一応終了なので、この段階で、サイトURLに「保護された通信が」表示されていれば完了である。
しかし表示されていなければ、さらにプラグインや広告などの外部URLの確認・修正も行わなければならない。
