【mixhost】私が、ロリポップ!からmixhostにレンタルサーバーを移転した理由

当サイトでは、WordPress開設からこれまでの半年近く、サーバーにロリポップ!を利用していた。
ようやく管理画面にもなれてきたところだが、最近知ったmixhost(ミックスホスト)がどうにも気になって仕方ない。調べれば調べるほど、新技術も取り入れた性能面も優れていて、コスパもすばらしく、利用者の評判もいい。

当初はネット周辺のこともよくわからず、無難そうなサーバーを金額で選んだ感もあるが、いろいろ検討して、このたび思い切ってこちらのサーバーに移転した。

ここでは、主にこれまで利用してきたロリポップ!と比較しながら私がmixhostを選んだ理由をまとめてみた。
mixhostは、料金的にもかなりお薦めできると思うので、これからサーバーの新規契約や移転を考えている人の参考になれば幸いである。

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私がMixHostに惹かれた理由

このサーバーが気になっていた理由は、以下のように、私がやりたいことが難しい手間やそれほどの費用をかけないでできると考えたためである。

SSL対応が無料で、かつ、かなり簡単に変更できること

SSLとはSSL暗号化通信のことで、ウェブサイトを「http通信」から、暗号化された「https通信」へ変更することにより、通信の盗聴などがより安全に防止されることになる。
ウェブの安全性を高めるSSL化への取り組みはすでに日本の大手ポータル等でも始まっており、2015年12月にgoogleがHTTPSページを優先的にインデックスされるように調整したことを公表して話題になった。
HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
 (ウェブマスター向け公式ブログより)

これに続く形で、国内最大級のポータルサイトであるYahoo! JAPANでも、すべてのサービスの常時SSL化をアナウンスし、2016年4月から1年かけて、この春にほぼ対応を完了したところである。
Yahoo! JAPAN サービスは常時SSL(AOSSL)に対応します。
 (Yahoo! JAPAN 公式サイトより)

さらにGoogleでは、2017年1月にリリースしたWebブラウザ「Chrome 56」から、パスワードやクレジットカード情報等の入力を求めるページがhttps非対応の場合、アドレスバーに「保護されていません」と警告が表示されるようになった。これを受けて、本年をSSL元年という人もあるようだ。

こうした流れが本格化する中、いずれは個人サイトもSSL化の必要に迫られることになるのは必至であろう。であれば、早めに対応するに越したことはない。
・・とは思うものの、一度httpでサイトを立ち上げてしまうと、この移行が面倒でもあり、SSL証明書の発行にはそれなりの費用もかかる(安いもので月額1500円程度が相場だろうか)。
しかし、MixHostであれば、月額480円のレンタルサーバー代のみで独自SSLが利用できる上に、コントロールパネルからサイトURLを変更するだけで手軽に対応できてしまうこともあり、この機に対応することにした。

これにより、後述のSSLによる高速化を図れることもあるが、まずはこれを利用したいというのが、私にとってサーバー移転の第1の理由であった。
無料独自SSLのご利用方法
 (mixhostヘルプセンターより)

良心的な格安料金であること

ロリポップ!も、スタンダードプランで月額500円(税別)と、初心者には手が出しやすい料金であるが、MixHostのエコノミープランなら480円(税別)。
料金はサーバー容量の違いだけで、一番安いこのエコノミープランでも、以下のような全プラン共通のすべてのサービスが利用できる。
1.マルチドメイン 無制限
2.メールアドレス 無制限
3.MySQL 無制限
4.PHP7 / PHP5 対応
5.自動バックアップ 標準搭載
6.初期費用 無料
7.30日間無料お試し可能

その上SSL証明書も料金内で使えて、これは格安料金といえると思う。

高速化への期待

サーバーの仕様面では、高速なLiteSpeed Webサーバーが採用され、これと連携したLiteSpeed Cacheというキャッシュプラグインも用意されている。

また、日本初らしいが、HTTPよりも高速な表示を可能にするとされる新しい通信技術HTTP/2に完全対応し、全てのサーバーでSSDが採用され、ロリポップ!では5.6までのphpも最新の7バージョンが選択できる。

ネットでも体感的に高速になったとの使用感の書き込みもあり、少しもったり感が気になっていたロリポップ!よりも高速化が期待できそうだ。

その他

cPanelというコントロールパネルは、馴れればたしかにビジュアルでわかりやすい。また、プラグインを使わなくても過去14日分のデータを復元できる自動バックアップが標準で利用でき、ロリポップ!では10日間である無料お試し期間が、3国内最長クラスの30日というのも、じっくり使用感を確認できて安心である。

ちょっと気になった点

なかなか魅力的なmixhostだが、次のように気になる点もないわけでもなかった。




サーバー容量

ロリポップ!のスタンダードプランでは120GBだったサーバー容量が、mixhostの同等金額のエコノミープランでは10GBである。実はこの点が少々気になったが、サポートセンターで確認すると、私の運用なら当面まったく問題ないことがわかった(現時点で2%だし・・笑。
参考:「プランごとのPV数の目安を教えて下さい
 (mixhostヘルプセンターより)

また、状況に応じて日割り計算でプラン変更ができるので、この点は安心して切り替えることにした(ロリポップのプラン変更はアップグレード限定であるが、MixHostではいずれのプランにも変更可能なのも好印象である)。
ご契約プランの変更方法
 (mixhostヘルプセンターより)

障害情報

ログインしないと閲覧できない障害情報であるが、mixhostでは、2017年2月下旬に、PHPソースが外部から閲覧可能な状態にある事が確認されるという深刻なサーバー障害が発生している。
このため、すべてのデータを新サーバーへ移行し、本契約・無料お試し中のユーザーに、利用期間を3か月無料にしている。

ちなみに、mixhostを運営するアズポケット(株)は、2016年4月に設立した会社で、サーバーサービスを開始したのが同年6月である。
障害対応が迅速だったことやユーザーへの対応も誠実であったことだし、この点は、新会社の新サービスと大目に見て割り切ることにしたw。


何だかMixHostの回し者のような内容になってしまったが、これからサーバーの新規契約や移転を考えている人には、現時点で料金・サービス内容とも、イチ押しでお薦めしたいサーバーである。
半年前には知らなかったが、初めからこのサーバーが選べれば、面倒なサーバー移行手続やSSL化によるリダイレクト対応などもしなくて済んだことを思うと、少々悔やまれる(笑。